食前にロックで一杯、最高のラム酒を。 --- クレマン アグリコールブラン
ラム酒を嗜むという人は世の中にどれくらいいるのでしょうか。
下のグラフをご覧ください。
これは国税庁のHP上に公開されている平成29年のお酒の消費量を示したものです。
参考までにビールは年間118,439㎘消費されていて最大。次いでリキュールが109,365㎘。
そして、ラム酒は赤の棒グラフ(その他:5,844㎘)のうちの一部です。
ラム酒はほとんど消費されていないことがわかります。
【目次】
希少なラム酒の中でも希少なラム酒
ラム酒の中でも一風変わった醸造法で作られる希少なラム酒があります。
ラム酒の原料はサトウキビなのですが、
通常のラム酒(トラディショナル・ラム)はサトウキビから砂糖を造った後に残ったもの(糖蜜)を発酵して造られます。
ラムは世界に4万銘柄も存在していますが、その内8割はこの方法で造られています。
一方で希少なラム酒はアグリコール・ラムと呼ばれ、
サトウキビから砂糖を造らず贅沢にサトウキビを100%すべて発酵させて、造られるラム酒です。
そのため、サトウキビ本来の香りと甘味を鮮烈に感じられるという特徴があります。
この製法(アグリコール・ラム)は比較的新しい製法で、世界のラム酒の生産量のうち3%程度とも言われています。
これは、サトウキビを刈り取った後、すぐに醸造を開始する必要があり、栽培地の近くに醸造所がないとできない製法のためです。(Wikipediaより)
蒸留酒をロックで嗜むことへの憧れ
という感じで、アグリコール・ラムの魅力を書いてきましたが、私自身は蒸留酒が得意ではありません。
ですが、ジェームズ・ボンド(映画『007』の主人公)が作中でスコッチ・ウイスキーやドライ・マティーニを飲んでいる姿に憧れを持っていました。
そんな私が出会ったのが”アグリコール・ラム”でした。
このラム酒ならロックでクイッと飲めるかもしれないという期待を持って購入しました。
購入したのは”クレマン アグリコールブラン”という銘柄のラム酒です。
値段は¥2,310と安めです。
蒸留酒が苦手でもアグリコール・ラムなら飲める!?
開栓した瞬間の蒸留酒とは思えない程の甘くておいしそうな香りに、期待が上昇します。
まずは当然、ロックで。
一口目は香りの期待を思いっきり裏切られました・・・
ほとんど蒸留酒の味。少しだけサトウキビの甘味は感じられるのかな?という程度。
ですが10分後には、強烈だった蒸留酒の味わいがまろやかな味わいに変わっていました。
ちびちびと口に含む(←これが理想の飲み方でした笑)だけでまろやかな甘味を感じることができます。
これは、時間を置くと風味が変わるタイプのお酒なのか、はたまた氷が解けてアルコールが薄まっただけなのか・・・
とにかく、蒸留酒をちびちびと飲むことができて満足です。
~食前にロックで一杯、最高のラム酒を。~
さらにおいしいラム酒の飲み方 【ラム酒 × 紅茶】
ロックで飲むよりおいしい飲み方を見つけたので、紹介します。笑
ダージリンティーにラム酒を入れるというイギリスの家庭ではよく飲まれている飲み方です。
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【 作り方】
カップ一杯の紅茶にラム酒をティースプーンに1,2杯入れるだけ
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紅茶の香りの中にラム酒の風味も加わって、優雅で大人な癒しのドリンクになります。
紅茶にはコーヒーほどのカフェインは含まれておらず、ラム酒でほろ酔い気分になれるので、眠る前におすすめです。