京都の『老舗』と『定番』を巡るモデルコースをご紹介♪
京都の『老舗』と京都の『定番』。
それぞれの言葉に受ける私の印象は以下の通りでした。
〇京都の『老舗』・・・ものすごく魅力的
〇京都の『定番』・・・人が多い
これらに実際に訪れた結果以下の印象に変わりました。
〇京都の『老舗』・・・ものすごく魅力的
〇京都の『定番』・・・ものすごく魅力的
『老舗』は変わらず魅力的でした。
一方、人が多そうで少し敬遠していた『定番』に対する印象が今回の旅行で大きく変わりました。
訪れた時間帯が良かったのか、人混みのストレスをあまり感じることなく観光することができました。
そのため、私が実際に訪れた時間帯も一緒に紹介していきます。
音羽山 清水寺
(訪問時間 8:30-10:30)
京都の定番中の定番”清水寺”。
清水寺の大舞台として古くから日本人に親しまれています。
世界遺産にも登録されており、外国人観光客からも人気です。
定番スポットを訪れようと思った理由(ワケ)
そもそも、定番スポットには人が多いというマイナスイメージを持っていた私が定番スポットを訪れようと考えたのは、清水寺でとあるイベントが開催されていたためでした。
展覧会「CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展」
小説家・原田マハさんが総合ディレクターを務めた清水寺で開催される8日間限定の展覧会です。
【展覧会のテーマ】
近代から現代に至るまで、日本と世界の芸術・文化が交信(コンタクト)し、影響を与え合い、発展してきた過程を見つめる展覧会
通常は非公開の成就院,経堂の中にアート作品が展示されます。
成就院は春と秋の2回だけ特別一般公開されているというなかなか入る機会がない場所です。
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【2019年の特別公開日】
4月27日~5月6日(9:00~16:00 受付終了)
11月18日~12月1日(9:00~16:00 受付終了、夜間公開 18:00~20:30 受付終了)
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そのため、成就院の名庭園とアート作品を一緒に干渉できるという贅沢な展覧会でした。
CONTACT つなぐ・むすぶ日本と世界のアート展 概要
1200年以上も人々を魅了している寺院
清水寺は宝亀8年(778年)に建立されて以来、人々を魅了し続けてきました。
寛永6年(1629)に大火災でほとんど焼失してしまいましたが、その後も再建され400年以上もの間、定期的に修繕され現在の姿を保っています。
- 定番スポットの魅力①:入場料400円
清水寺の入場料は700円くらいを覚悟していましたが、400円というほかの寺社仏閣よりも安いくらいの金額で驚きました。
【入ってすぐに目に留まった瀟洒な吊灯篭】
【平成の大改修中の本堂の内部から見る景色】
50年に一度しか見られない貴重な光景です。
【祓戸大神(はらえどおおかみ)】
【阿弥陀堂】
【極彩色の組物】
【南側は残存状況が良好なため、学術的価値からそのまま】
【清水の大舞台】
【本堂~三重塔】
【神々しく輝く木々】
【鬱蒼としたシダ植物】
【青もみじと趣のある建物】
【打ち水がされていて意外と涼しい】
二寧坂・産寧坂
(訪問時間 10:30-11:00)
清水寺の近くにある二寧坂・産寧坂は京都らしい風情のある石畳でできた坂となっており、定番の観光スポットになっています。
現在は文化財保護法に基づき、重要伝統的建造物群保存地区に選定されているます。
また、二寧坂・産寧坂はそれぞれ別名「二年坂」「三年坂」と呼ばれており、この坂で転ぶと2,3年以内に死んでしまうとも云われています。
【産寧坂の石段】
霊山観音
(訪問時間 11:00-11:30)
高さが24mもある大きな観音様が目印の霊山観音です。
この観音像は第二次世界大戦の戦没者・犠牲者を追悼するため、1955年に建立されました。
【歩いていると大きな観音様のご尊顔が見えてきます】
【正面から見た霊山観音像】
【入場時にもらったお線香のための大香炉】
【お線香を立てる】
【仏足石】
鷲峰山 高台寺
(訪問時間 11:30-13:00)
秀吉の菩提を弔うためにねねが創建したお寺です。
【まずは利生堂で大涅槃壁画】
【茶室「遺芳庵」】
【百日紅の花と開山堂】
【清水寺と同じ業者?】
【臥龍廊】
【重文 傘亭】
【竹林の小径@高台寺】
【龍の首が落っこちていた】
京都の老舗料理和食屋『和久傳』
(訪問時間 14:00-15:00)
京都の『和久傳』は明治3年に創業し、約150年間続いている有名な老舗料理屋です。
本店は高台寺にあります。ですが、本店はランチでも¥27,500~。
そのため、私は京都伊勢丹の中に入っている『京都和久傳』に行きました。
京都和久傳なら¥2,750~とかなりリーズナブルな値段になります。
注文したのは、「刈安」という¥4,400のコース。
【コース内容】
〇先付け:鱧の南蛮漬け,鴨,焼き枝豆,押し鮨
〇汁物:きのことゴマ豆腐のお吸い物
〇焼物:焼き魚、かぼちゃと椎茸の天ぷら
〇御飯:鯛の黒寿司
〇御菓子:杏子の麩焼せんべい
京都の老舗 箸専門店『市原平兵衞商店』
(訪問時間 15:30-16:00)
四条と河原町の間にある老舗のお箸専門店 市原平兵衛さんです。
実は、和久傳で食事をしているときに隣のお客さんが店員さんと話しているのを聞いて初めて知りました。
ちょうど、いいお箸があったら買おうと考えていたところだったので、急遽訪れました。
創業は明和元年(1764年)と江戸時代から250年以上も続いている老舗です。
食事用の平安箸は先端がものすごく細くなっており、つまむ・割るといった和食を食べるときに重要な所作が美しくなるように作られています。
先代が考案したという「みやこばし」は建材として天井に使われ、150年以上もの間、囲炉裏やかまどの煙で燻されてきた竹を使用して作られています。
そのため、丈夫で反り返りにくく、数十年というスパンで使用し続けられるお箸です。
お値段は4,400円~。
他にも多くの箸があり、店内には400種もの箸が並んでいます。
それぞれに特徴があるため、どれを買うか迷いますが、実際に箸を手に取ったり、店主と相談して検討することができます。
私が実際に購入したのは「白竹溜塗分」。
7,600円(税別)と「みやこばし」よりも高いですが、持ち手部分に漆が塗られており、手に吸い付いてくるような持ちやすさが特徴です。
詳しいレビューは別の記事で・・・